富士山を目前に見ることができる低山に登りたくなり、山梨県富士河口湖町にある標高1,485mの竜ヶ岳に行ってきました。
直線距離で16kmの間近でみる富士山は絶景でした!

本栖湖無料駐車場から竜ヶ岳の往復コース

今回のコースは、本栖湖無料駐車場から、石仏のある休憩所を経て、竜ヶ岳に登り、来た道を戻るピストン(往復)コースにしました。
初めて登る山は、念の為、メジャーなピストン(往復)コースにしておいたほうが良いです。
往復コースは道に迷いにくいので安心です。

山梨県竜ヶ岳の登山コース地形図
地理院パネルにルートとポイント名を追加

竜ヶ岳山頂の西側の端足(はした)峠の下からアプローチするルートもありますが、本栖湖南岸の道路に、GoogleMap上では通行止め表示が出ていたので止めました。
実際には、車で通れたのですが、道幅が狭い場所があったり、小石が落石していたり、少し注意が必要な道路でした。

竜ヶ岳登山コース解説(石仏ルート往復)を動画で見る

約5分の動画で今回の登山コースの解説をしています。ログデータをスーパー地形アプリで3D表示させ再生しています。
ぜひご覧になってください。

約10分のVlog動画もあります。竜ヶ岳 登山道の様子や各ポイントでの眺望がわかります。
こちらも合わせて御覧ください。

早朝5時の気温は5℃、服装は?

5月中旬とはいえ、道の駅なるさわでも、標高は1000m近く、半袖ではいられない状態でした。

早朝5時の気温は5℃。

私は基本、紫外線防止の長袖のTシャツを着て登っています。

さらに、薄手のウィンドブレーカーを羽織ることで、保温ができました。

本栖湖無料駐車場からスタート

今回は本栖湖のほとりにある無料駐車場に車を停めて出発しました。
早朝5時過ぎの到着で、数台停まっているだけでした。
50台ほど停められそうです。
下山後の9時台では、ほぼ満車となっていました。

早朝の本栖湖無料駐車場
早朝の本栖湖無料駐車場

駐車場に近接しているトイレは、早朝は使えず、200mほど来た道を戻ると、24時間使えるトイレがありました。このトイレの前にも駐車場があります。

本栖湖の24時間トイレ
本栖湖の24時間トイレ

登山口前の湖畔で迷う

出だしの平坦な道から迷ってしまいました。
分岐で、他のハイカーについていったら違うルートに向かっていました。
ただ、すぐにGPSウォッチで、分岐を間違えたことを確認できてよかったです。

分岐を間違えてGPSウォッチで気付いたの図
分岐を間違えてGPSウォッチで気付いたの図

登山道入口の看板が随所にあったのですが、少し小さめで足元に配置されていたので見落としてしまいました。

本栖湖湖畔にある分岐での看板
小さな看板を見逃して右に行ってしまいました。。

この入口も見落としそうになりましたが、スマホの地図やGPSウォッチで登山口に向かうことができました。

登山口までの案内板
登山口までの案内板

それから、登山者は本栖湖キャンプ場の敷地は通らないようにしましょう。

登山者は本栖湖キャンプ場敷地立入禁止
登山者は本栖湖キャンプ場敷地立入禁止です

登山口から石仏・休憩所まで

登山口から石仏・休憩所までは約1時間の道のりです。

竜ヶ岳登山口ゲート
竜ヶ岳登山口ゲート

下から見上げると、斜面がかなりきつく感じます。

山梨県竜ヶ岳の斜面は急斜面
竜ヶ岳の斜面は急斜面

とはいえ登山道は、つづら折りになっているので、負担は少なめでした。

竜ヶ岳の登山道登り

岩はゴロゴロしていないので、筑波山の御幸ヶ原コースや白雲橋コースよりは、はるかに楽です。

この区間は樹林に覆われているため、隙間から樹海や本栖湖が見える程度です。

登山口から約30分登った所に小休止ポイントがあり、富士山の山頂付近と霧に覆われた本栖湖を見ることができました。

隙間から見える富士山
霧に覆われた本栖湖と南アルプス
霧に覆われた本栖湖と南アルプス

小休止ポイントから、さらに約30分であずまやのある休憩所に着きました。

標高は約1230mです。ここでは富士山方面に眺望が開けています。

標高1230m付近の石仏とあずまやのある休憩所
標高1230m付近の石仏とあずまやのある休憩所

石仏・休憩所から山頂まで

休憩所からは、なだらかな山頂部を望むことができます。

石仏・休憩所から竜ヶ岳山頂を望む
石仏・休憩所から竜ヶ岳山頂を望む

ここから山頂までは約1時間弱で登ることができました。

次第に笹が深くなっていきます。

竜ヶ岳山頂に向けて深い笹原を抜けていく
竜ヶ岳山頂に向けて深い笹原を抜けていく

長袖シャツの袖が笹にひっかかる感じが気になりました。

ウィンドブレーカーなどを羽織るといいかもしれません。

この登山道を切り開いてくれた方々に感謝です。

竜ヶ岳山頂の眺望

山頂部はとても広くなだらかな広場です。

竜ヶ岳山頂の広場
竜ヶ岳山頂の広場

木製テーブルが3つあります。

富士山を正面に大きく見据えることができます。

先程の休憩所とは、富士山の角度が少し違うことに気づきました。

北西方面には、南アルプスを望むことができます。

下山の風景

富士山を眺めながらゆったりと下ることができました。

竜ヶ岳山頂から下りの景色
竜ヶ岳山頂から下りの景色

この時点で8時過ぎで、6時頃から登り始めたハイカーさん達とすれ違います。

休憩所から下は、また樹林地帯なので、新緑を味わいながら下りました。

下りの本栖湖眺望ポイントでは、9時ごろにはすっかり霧が晴れていました。

竜ヶ岳山頂からの下り本栖湖と南アルプス
竜ヶ岳山頂からの下り本栖湖と南アルプス

実際のコースタイム

総歩行時間 3:45
休憩 0:28
合計 4:13

総歩行距離 8.4km
累積標高差上り 617m
累積標高差下り 603m
コース定数 16
体力度 2
登山エネルギー消費 1422kcal(体重80kg、ザック重量10kg)

5:26 本栖湖駐車場(地図
6:46 石仏・休憩所
7:47 竜ヶ岳(地図
8:43 石仏・休憩所
9:41 本栖湖駐車場

帰りに寄ってみたポイント

温泉施設 ふじやま温泉(地図

2,000円もする料金にはびっくりしましたが、入ってみました。
炭酸浴やラジウム温泉、内湯、寝湯、露天風呂があり、ゆったりと登山の疲れを癒やすことができました。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

富士山エリアに行ったことも数年ぶりでした。

竜ヶ岳は本栖湖畔に広い無料駐車場もあり、アクセスしやすい低山です。

登山道の状況も、土が主体で登りやすいです。

石仏・休憩所からの笹原は深いですが、岩場などはほぼ無く登りやすかったです。

山頂からの富士山の眺望は素晴らしかったです。

次は石割山に登ってみたいです。

北関東からは東北道・外環・中央道を使って2時間半。。
少し仮眠が取れる道の駅などで休憩したほうがいいかもしれません。