時々、無性に滝を見たくなります。
ドドド。。という轟音を前にして無心で立ち尽くしたい。。
登山コースの途中に滝のある関東の低山を紹介します!
棒ノ折山(ぼうのおれやま)の白孔雀の滝
棒ノ折山は埼玉県飯能市と東京都奥多摩町の都県境にある山です。
埼玉県の白谷沢登山口から登り、ゴルジュ地形を登っていくと、白孔雀の滝があります。
ゴルジュ地形とは、切り立った岩壁に挟まれた峡谷のことで、目の当たりにすると圧巻です!
この白谷沢は、東京都の御岳山のロックガーデンをハードにした感じです。
ロックガーデンのように整備された遊歩道ではありません。
沢を渡ったり、沢の岩場を登ったりする場所があり、スリリングです!
沢の中を登っていく部分もあるので、防水性のある登山靴を履いていくことをオススメします。
鎖のついた急階段や、ロープを使っての坂上りもあります。
渓谷沿いの登山道にも、所々に岩があり、濡れていると滑りやすいので、登山靴を履いていくことをオススメします。
白孔雀の滝まで登ったら、棒ノ折山山頂を目指すのも良いです。
ただ、注意しておきたい点は、山の地質のためか、設置された階段がほとんどの区間で崩れています。
上りも下りも難儀します。
下山に使う「滝の平尾根」の下りは、木の根だらけで、滑りやすく、ストックを用意していったほうがいいです。
林道も並走していますが、崩れている部分があり危険です。
また、林道は思った方向には下りることができません。
よく地図を確認し、ルート設定をしてください。
以上のことを踏まえると、次回は、白孔雀の滝まで登ったら、そのまま、慎重に白谷沢を下ってみようと考えています。
北側に下ると、名栗の「日帰り温泉さわらびの湯」があるので、今後も、棒ノ折山への登山は、北側から登ろうと思います。
御岳山(みたけさん)の綾広(あやひろ)の滝
御岳山は、とにかくロックガーデンが素晴らしいです。
ロックガーデン(御岳岩石園)は、昭和10年に、まだ東京都が東京府だったころに「七代(ななよ)の滝」近くの天狗岩の背後から「綾広(あやひろ)の滝」の上まで、約1kmの間で渓流と露岩などを利用して作られた遊歩道です。(案内板を参照)
下から登っていくと、最後のほうに綾広の滝が現れます。
アクセスも工夫すれば、厳しいコースはありません。
一番楽なのは、ロックガーデンの上からの往復コースです。
七代の滝も気になるかもしれませんが、行くまでに急坂を下り、大変な思いをする割には、こじんまりとした滝なので、特に子供連れの方にはオススメできません。
下りの段差も大きいですし、滝も少し危険な場所にあります。
それなら、ロックガーデンの下まで下って、ゆっくり渓流を眺めながら上り、綾広の滝を眺めるほうが、かなり満足度は高いです!
月居山(つきおれさん)の袋田の滝
しっかりと月居山を登る前に、滝をじっくり観望してから、登山に望めます。
大抵の登山コース途中の滝は、アクセスするのが大変です。
(東京都御岳山の七代の滝とか。。急坂の下降と上昇がかなりキツイです。)
その点、袋田の滝は、駐車場からゆるやかに登っていくだけです。
袋田の滝を間近で見ることができる観瀑台は有料エリアになっています。
有料エリアに入ると袋田の滝を正面から奥の滝まで見ることができます。
無料で見たい場合は、川の右岸から吊り橋を渡り、トンネル通路の側道入口前から、角度は限られますが見ることができます。
その後、山道に入り、樹林越しですが、袋田の滝を上方から眺めることができます。
東北道 矢板ICから、東方面へ53km、1時間15分ほどで、大子町の袋田の滝に着きます。
高尾山の琵琶滝と蛇滝
高尾山の6号路と合わせてオススメしたいのが琵琶滝です。
低山なので小ぶりなことは否めませんが、渓流沿いの道を楽しみながら途中にあるので、アクセスしやすいです。
6号路は、登っていくと沢の中を歩くというポイントもあるので、しっかりとした登山靴があったほうが良いです。
北にある「蛇滝」も2号路から少し外れて下りますが、それほど距離は離れていないので寄ってみてはいかがでしょうか?