前々から気になっていた御岳山にはじめて登ってきました。
ロックガーデン・綾広の滝が素晴らしく、また来たくなりました！
御岳山周遊コース
今回のコースは、上りは早朝着のためケーブルカー運行前で、自力で登りました。
約3kmの表参道を1時間半弱ほど登って宿坊街にたどりつき、そこから武蔵御岳山神社へ。。
そこから七代の滝・ロックガーデン・綾広の滝を目指しました。
帰りは、長尾平の展望を見て、下りには、ケーブルカーを使いました。
下りでケーブルカーを利用すると、体への負担が減って、かなりゆったりした気分になります。
帰りの車の運転にも余裕ができて良かったです。
ただ、七代の滝への下り道があまりに急で過酷だったので、七代の滝は外して、一つ上の登山道を下り天狗岩に出て、ロックガーデンの下から登っていくコースをオススメします。
以下にそのコースを記した地図を載せておきます。
御岳山に登ってみたい！という方は、詳細解説が以下のページにあるので、ぜひ参照してみてください。
登山地図PDFの無料ダウンロードもあります。
気温は？服装は?
御岳山の登り口での標高は400mほどです。山頂でも、標高は929mです。
気温は、5月下旬で15〜20℃でした。風もなく、それほど肌寒くもなく、長袖Tシャツで１日中過ごせました。
御岳山鉄道 滝本駅からスタート、ケーブルカーは運行前
御岳山には立派な御岳山鉄道のケーブルカーがあります。
ただ、私は早朝に登り始めるスタイルなので、登りはケーブルカーを使わずに徒歩で登りました。
ケーブルカー駅の駐車場は、7:10にならないと開きません。
さらに、ケーブルカーの運行開始時間は7:30です。
駐車料金は、軽・普通車で、土日祝日、1日最大で2,000円にもなってしまいます。
4時間駐車した場合は、450円＊4時間で1800円で少し軽減されます。
早朝到着の場合は、駅の手前にあるコインパーキング利用が良いです。5台ほど停めることができます。
タイムズ御岳山（地図）
コインパーキングを普段使わないので、使い方を間違えて、先にお金を払ってしまいました。
後払いですよね。。
登山口から上のビジターセンターまで
樹齢350年（江戸時代初期）樹高45mの杉並木1号大杉を見上げて登り始めました。
最初こそは真っ直ぐな登り道ですが、だんだんと坂が急になりつづら折りとなっていきます。
ずっと舗装道のため段差の合わない階段に悩まされることもありません。
ただ、時々、上の宿坊街・神社関係者の軽自動車やバイクが通るので気をつけましょう。
宿坊街の入口まで、登りの時間は、1時間10分ほどかかりましたが、それほどきつくはありませんでした。
坂道が急斜面の区間は1〜1.5kmほど、舗装道のつづら折りだったので、自分のペースでコツコツと登るだけです。
面白かったのが、所々に立っている案内板と解説板です。
これを読みながら息を整えて、楽しく登ることができました。
御岳ビジターセンターの開館は9時
御岳ビジターセンター（地図）は、通りがかった7時半には開いていませんでした。
トイレに寄ろうと考えていたのですが、残念ながら外付けのトイレなどはなく、御嶽山神社近くの御岳丸山園地便所（地図）まで我慢しました。
御岳ビジターセンターの開館時間は9時です。
神代のケヤキに迎えられて
宿坊街に入りしばらく歩くと、立派な神代のケヤキがあります。
樹齢が推定1000年です！
神代ケヤキはぜひとも寄って見ておきたいポイントです。
武蔵御嶽神社で祀られている神様
御岳山山頂付近にある武蔵御嶽神社は、古くから霊山として信仰されてきました。その創建は崇神（すじん）天皇の時代（3世紀後半〜4世紀前半）と伝えられ、数々の神様を祀っていますが、その中の「おいぬ様」として親しまれる大口真神（おおくちのまがみ）は日本狼の神様です。
参照情報：武蔵御嶽神社公式サイト
「おいぬ様」が祀られているため、犬を連れた登山客の割合が高いです。
長尾平分岐から急降下 七代（ななよ）の滝まで
今回、七代の滝を見ておきたかったので、長尾平の分岐から左下へのルートを選択しました。
長尾平の分岐から、かなりの急坂を下りました。
ただただ、七代の滝まで下っていくための道です。
段差もだんだん激しくなり、小さなお子さん連れでは、おすすめしません。
階段が崩れている部分もあり、立ち往生してしまいました。
お子様連れなら、メインルートを往復する方が、一番標高差も少なく負担が少なく楽しくハイキングできるでしょう！この七代の滝へ下るルートはオススメできません！
そして、七代の滝には、滑落死亡者出ましたの看板がありました。
これも、お子様連れに、あまり七代の滝をオススメできない理由です。
七代の滝から下流では、狭い岩間に流れが吸い込まれています。
岩が濡れている所は滑りやすので十分に注意しましょう！
七代の滝は、ロックガーデン上部にある綾広（あやひろ）の滝よりも、こじんまりとしています。
七代の滝は一度見れればいいかな。。と感じました。
次回は、この１本上のルートで、天狗岩に出て、ロックガーデンの下部に着くルートを利用したいと思います。
七代の滝から天狗岩、ロックガーデンまで
七代の滝から天狗岩までいままで下降した分、一気に登ります。
鉄階段を何箇所も登りました。
逆を言えば、天狗岩からこの鉄階段を使って下ったほうが最短でアクセスできます。
ただ、かなりの斜度です。
鉄階段をいくつも上がりました。
天狗岩はかなりの大きさ！登れるようですが、岩の上にはスズメバチの巣があるとの案内板がありました。
ロックガーデン（御岳岩石園）最高！
ロックガーデン（御岳岩石園）は、昭和10年に、まだ東京都が東京府だったころに「七代（ななよ）の滝」近くの天狗岩の背後から「綾広（あやひろ）の滝」の上まで、約1kmの間で渓流と露岩などを利用して作られた遊歩道です。（案内板を参照）
長さも、斜度も適度、で渓流の爽やかな風景と音を楽しみながら散策できます。
沢を右岸左岸と渡るための岩の橋がありがたいです。
お子様連れなら、上の綾広の滝から下っていき、ロックガーデンの下まで行ったら折り返してくる往復ルートで楽しめます。
ほぼ、森林に覆われているため、日差しがさえぎられ快適に移動できるでしょう。
確認のために、盛夏８月に来てみたいですね。^^;
ただ、盛夏にはどうしても、スズメバチとか出てきそうで怖いです。
綾広（あやひろ）の滝が美しい
綾広の滝はロックガーデンの中頃より上にあります。
落差もあり、見ごたえのある滝です。
七代の滝よりも大きく、安全にじっくり鑑賞できます。
主な眺望
御岳山の今回のコースでは、遠くを見渡せる眺望ポイントは少なめです。
長尾平展望台からの眺望
ケーブルカー御岳山駅からの眺望
ケーブルカーで下りました
下山時にケーブルカーを使うのは、気分が楽になり、いいですね。
疲れている最後に楽して下りて、あとは車に乗って帰るだけ、という行程が気に入ってしまいました。
実際のコースタイム
総歩行時間 4:13
総休憩時間 0:38
合計時間 4:51
総歩行距離 9.8km
累積標高差上り 970ｍ
累積標高差下り 552ｍ
コース定数 21
体力度 3
登山エネルギー消費 1,854kcal（体重80kg、ザック重量10kg）
6:12 瀧本駅
7:26 御岳ビジターセンター
7:58 御岳山
8:15 長尾平分岐
8:44 七代の滝
9:00 天狗岩
9:26 ロックガーデン
9:57 綾広の滝
10:25 長尾平分岐
10:30 長尾平展望台
10:53 御岳ビジターセンター
11:00 御岳山駅
まとめ
いかがでしたでしょうか？
今回初めて御岳山に登ってみました。
当初、下から歩きで登るのは大変かな。。と考えていましたが、舗装道路を1時間半弱で登れたので負担は軽かったです。
御岳山では、神代のケヤキ、宿坊街、御嶽山神社、ロックガーデン、綾広の滝など見どころが満載です。
ロックガーデンは一度、行ってみて損はないポイントです！
お子様連れなら無理なく上りも下りもケーブルカーを利用しましょう！
長尾平分岐から七代の滝ルートへ下るルートはお子様連れにはオススメしません。
落差・段差があり危険です。
ロックガーデンへは、天狗岩まで下るルートか、シンプルに綾広の滝から下っていき往復するルートがオススメです。
